会長挨拶



 昨年6月に開催を予定していました第34回中国・四国ストーマリハビリテーション研究会は新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないため2021年6月5日(土)に延期させていただきました。改めてご挨拶を申し上げます。
 ストーマ管理は装具の改良等によりオストメイトの負担も少しずつ軽減されていますが、皮膚のトラブル、装具の選択、日常生活の注意点、精神的な問題などまだ多くの悩みを抱えておられます。また、高齢者にストーマを造設する機会が増えており家族や介護者を含めたサポート体制が必要になっています。そこで、今研究会のテーマを病院だけでなく在宅や施設での諸問題に焦点を当て「地域でつなぐ・支えるオストメイトの未来」とさせていただきました。また、便秘や失禁など排泄障害に対する研究や取り組みが最近話題になっており、排泄ケアについての演題発表も歓迎いたします。
 今回、全国各地で排泄ケアレンジャー養成に取り組まれている「うんこ文化センターおまかせうんチッチ」の榊原千秋代表、地元広島で本テーマについて幅広く活躍されているETナースの澤井尚子先生の2名に特別講演をお願いしています。
 呉市は2018年7月に西日本豪雨災害により多くの犠牲者が出ました。まだ、復興半ばでありますが、地域の人々に少しでも元気をとの思いで呉市にて開催させていただきます。今回、新型コロナ感染症拡大防止のため止む無く会場とWeb配信のハイブリッド形式の開催となりました。多くの会員の皆様の参加をお待ちしています。
 
第34回中国・四国ストーマリハビリテーション研究会
会長 中塚 博文